仏壇は終わった？

仏壇業界では昨今あきらめムードのような空気が流れています。

仏壇自体 最初はシンプルな構造のモノだったはず、それが競うように技術をかけて豪華なモノに、そしてこれ見よがしに大きなモノに進化していきました。
時代が変わりそれが逆行してシンプルなモノに、より場所を取らず小さなモノになっていきました。
家具調の仏壇からより小スペースの仏壇も開発されました。
それに人々の無宗教化も加わり どんどん業界は衰退の途を辿っています。

そして今、コロナの流行、災害に次ぐ災害と人々は疲れ果て、生きているのがやっとの状況です。
そんな中でも生活は続き、毎日生きるために奮起してみんな頑張っていると思います。

そんな今に必要とされるモノとは一体なんでしょうか？
どんなモノが人々の生活に求められているのでしょうか。

それは人の心にあるもの、そして希望だと考えます。
その「心」と「希望」を形にしたモノであれば必要とされ求められると思いました。

この「心映」は 工芸としてのカタチと煌めくステンドグラスの出会いによって今の人々の心を映すモノ 希望になるようなモノであることを願い 考えて表現された全く新しい進化した仏壇です。

より良い生活のために、今足りないものを少しでも補い満たされることをお祈りしています。


沓良仏壇漆器店　　沓沢正利